わたしとミセスと2015年
わたしはMrs. GREEN APPLEが大好きだ
8年前のちょうどこの季節
後輩におすすめされた「ミセスグリーンアップル」
あまり勧められたものを聴かないタイプだったのだけれどイヤホンを片方渡された
『また昨日と変われずに 嘘をついちゃう私が居ます
傷つかせちゃう私が居ます ねえ助けてよ』
シャッフル再生で流れてきた日々と君
この瞬間わたしは落ちた
ちょうど失恋しかけのズタボロな心の隙間にぴったりとはまった
この日、日々と君以外の曲が一曲目に流れていたらわたしはもしかしたら「名前を知ってるバンド」くらいにしかならなかったかもしれない
もしあの時おすすめされてなかったら?
後輩と一緒に勉強してなかったら?
彼氏とうまくいっていたら?
全ての偶然が重なってわたしは必然的な出会いをした
(この後輩がのちに現在7年付き合っている彼氏になる)
色々調べまくり、ナニヲ、愛情と矛先(この頃ライブ映像がYouTubeにあがっていた)を聴き完全に虜になった
ミセスを知ってから世界が変わった
ミセスの音楽が私の味方だった
通学中はProgressiveとVarietyの12曲をひたすら聴いた
サブスクがまだ今みたいにありふれていない時代だったので簡単に聴けなくて買って揃えたのを覚えてる
2015年12月
初めてわたしはメンバーに会うことになる
TWELVEのリリースに向けた試聴会とサイン会
まだメンバーのことをよく知らない時期
高校から直接名古屋のタワレコに駆けつけた
楽しみで何時間前かについて整理券を手にした
近鉄パッセのエスカレーターの真横のちっちゃいスペースに特設コーナーが作られていた
ここからの記憶は曖昧だけど
二〜三曲くらい試聴会があって藍を聴いた気がする
そしてSpeaking購入者のサイン会
長机にひろぱともっくんが座っていた
緊張しながら列に並ぶ
「〇〇(本名)って書いてください」
ひろぱに自分の名前を書いてもらった
「14時から待ってました」
もっくんは驚いて笑ってくれた
この日からわたしはメンバーのことにも興味ができて5人のことを好きになる
今思えばこれが「フェーズ1の亡霊」への入り口だった
音楽だけが好きだったら脱退なんて何も思わなかったかもしれない
でもメンバーを含めて愛していたから活動休止までの日々は鮮やかだった
この大切な思い出を胸に「5人5人うるさいフェーズ1の亡霊」として生きている
そして今でも5人のミセスを愛してる
わたしはMrs. GREEN APPLEが大好きだ
これはきっと、ずっと変わらない